アラカシの新芽
お庭には数種類のドングリの仲間の樹木が数本植えられています。
冬の間、硬いウロコ状であった芽(芽鱗)から少しずつ若芽が伸びてきました。
まだ根元には鱗模様が残っています。赤身を帯びた葉はやがて黄緑色になり、その後は硬い丈夫な深緑色の葉へと変化していきます。
防寒コートのような役目を果たしていた芽鱗は役目を終えるとパラパラと地面に落ちていきます。
苔中のお手入れ
くぐり戸から母屋方面へ続く園路南側で、成長してきた野草を取り除いている様子です。
1センチにも満たない芽を、苔を剥がさないように1本1本丁寧に摘み取っています。
ご来訪の方が通られるたびに、挨拶を交わしながら早朝の摘み取り作業を終えました。
ヒメセキショウの開花
沢飛び石の付近には細長い葉っぱの形状をした植物が水辺にございます。
よく見ると、細長くしたベビーコーンのようなものが…。
空に向かって伸びている黄緑色のものは、じつは花なのです。
いくつもの花が密集して大きな1本の塊を形成しています。
モミジ芽の取り除き
光射しこむ中、スギゴケの隙間からモミジの実生がたくさん生えてきましたので、1本1本指で摘み取っています。
双葉からはモミジの形状はありませんが、次に真ん中から育つ葉には可愛らしい手の平型が出てきます。根が地中に根付くと摘み取りの際、苔も一緒に剥がれてしまうので、双葉状態の時に取り除いていきます。
無鄰菴のパンフレットが新しくなりました。
手のひらサイズでとっても可愛いのです。
持ち帰っていただいて、デスクトップガーデンとしても楽しめますよ。
ぜひ無鄰菴にお越しくださいませ。
無鄰菴茶道教室
3月最後の茶道教室をお茶室にて行いました。
晴れ間あり、時折雨が降ったりと変化が絶えない天候でしたが、屋根に当たる雨の水音、雨上がり時の静寂の茶室内では釜湯の沸き立つ水音など、色々な音が楽しめる中でのお稽古となりました。
庭散歩withきもの
3月30日(土)、母屋2階にて着物レンタルの催しを行いました。
無鄰菴茶道教室にご参加の方々がお好みの色合いの着物を呉服おぎはら 荻原先生のサポートのもと、着付けをされて茶道のお稽古へと向かわれました。
帯と着物の組み合わせは多彩であり、羽織る方によっても印象がぐっと変化します。
男性物、女性物もございますので、また次回開催の際はHPなどで告知いたします!
無鄰菴野鳥ミニ講座
3月27日(水)の暖かな午後、キレンジャクについてお話いたしました。ヒレンジャクと酷似した容姿のこの野鳥は関西では珍しく、ヒレンジャクの群れに混じって生活をしていること事や雌雄判別方法、無鄰菴で見られた際のお話などをお伝えしました。実際の羽にも触れていただき、講座終了後にお渡ししているイラストにも興味を示されて本日の講座は終了となりました。
次回4月3日(水)は「ミソサザイ」についてお話を致します。
●詳しくはコチラ
無鄰菴茶道教室
3月27日(水)母屋2階にて正客のお稽古をいたしました。
床の間に座っている客人へお茶を運ぶ一連の動作を、日常的な歩き方と違う足の動きを講師のサポートのもと、お稽古が行われました。
オカメザサのみどり
背丈が低いのでササの様に見えますが、小型のタケの仲間なのです。
地下茎で伸び密集して生育するため、庭園内ではタケとタケの間隔を空けて半日陰を好むコケの絨毯が拡がるように育成管理をしています。
洋館から茶室へ向かう園路の左側は、みどりのコントラストによって明るい空間が感じ取れる場所の1つとなっていますので、お越しの際は足を止めてご覧ください。
登録する
お出かけに役立つお庭の最新情報、イベント情報、庭師のコラムなど、お届け!特別イベントにもご招待。