クチナシの果実
夏の終わりには緑色で目立たなかった果実が橙色や黄色に変化しています。
果実の色付いた部分は着色料や漢方薬として利用されていて、
生活の中に身近にある植物でございます。
ご来場の方々から「あの実は何でしょう?」とご質問をいただくことが多いのですが、
白色の花が咲いた後、このような色の実が成ることによく驚かれます。
12月23日の第7回目ティースクール講座では、お抹茶についてハーブレヒツ 淡月庵 ティアス宗筅先生から伺う事ができました。「●●の白」は薄茶、「●●の昔」は濃茶というお話や、碾茶と抹茶の解説、そして飲み比べを行いました。抹茶は、「あさひ」「さみどり」「うじひかり」「さえみどり」の4種で、各々先生が点てるごとに、室内は抹茶の香りが広がっていました。
ご参加の方から、「普段は1種類しか飲まないので、飲み比べがとてもおもしろかったです!」とのお声をいただきました。次回は2019年1月27日(日)に開催致します。
「きものを知る」第4回 -年中行事の装い-
12月22日(土)の午前中、年中行事の装いについて”呉服おぎはら”荻原真衣さんからお話いただきました。
幾種類もの着物や帯をご持参いただき、前半は色留袖や訪問着、小紋、名古屋帯などの着物の種類の説明を。後半では主な着物の素材についてのお話ございました。また、実際に着物のご試着を行い、肌で感じる事もできる時間を過ごしました。
ご参加の方から「多くの種類の着物を見ることができて目の保養になりました」「着物の種類とTPOが知れて良かったです」「着物は代々つなげられていいなと思いました」とのお声を頂きました。
2019年1月26日(土)には、正絹の着物体験で無鄰菴庭園を散策するイベントもご用意しております。詳しくはコチラをご覧ください。
京都の老舗、京菓子司 末富の山口富蔵さんをお招きした講座と、この日のためのオリジナル和菓子をお点前と共に味わう茶会。
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限られた素材でとても幅広い表現ができる和菓子。
そのイメージの広がりは、季節の移ろいに人生の儚さを関係付けて、鋭敏な感覚でその美を描きだしてきた和歌の世界の中に多くを求められます。
和菓子の「銘」をきっかけに、日本文学の中でも和歌との関係に焦点をあてて、うたの世界から和菓子の表現をながめてみましょう。
また一年を通じて和菓子の素材と造形の表現も学びます。
素材から季節を感じることを学び、数百年前から続いてきた古典的なかたちの中にもまたそれを見ます。
なかなか聞くことのできないリアルな昭和の京都の暮らしの様子や、その中での文化のはぐくみについても、お話いただきます。
さらに講座中にはお点前付きで末富さんの和菓子を味わい、茶席での菓子のありようも感じてみてください。きっとまた、世界が広がります。
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開 催 日 2019/1/13(日)
開催時間 14:00〜16:00
料 金 5500円
会 場 無鄰菴 母屋2階
定 員 20名(要予約・先着順)
講 師 京菓子司 末富 会長 山口富蔵
お点前 千葉宗幸
ご予約はこちら
マンリョウの果実
無鄰菴のお庭の様々な個所でマンリョウの赤い実が枝にぶら下がるように赤々と実を付けています。
冬の間、ヒヨドリなどがこの実を食べて樹上から排泄するので、実生苗が所々に存在しています。この赤い実の内側は手毬のような模様の種が1つずつ入っています。
手毬模様になった実は、とても小さく見つけにくいですが、園路で発見できることがあります。
12月17日、香老舗 松栄堂様監修による「庭でサロン-香-」イベントを開催いたしました。
沈水香木を3種類ご用意いただき、甘,酸,辛,苦,鹹の五味の表現に、感覚を研ぎ澄ませ、じっくりと向き合いました。
ご参加の方から「素晴らしい庭園の中で体験する貴重なお香。全くの初心者でも楽しめました」「温かな手触りから立ち込める静かな香りに心が落ち着き安らぎました」とのお声を頂きました。
今後2019年1月21日、2月18日とシリーズで開催予定です。残席わずかですので、ご興味をお持ちの方はお早目にどうぞ。
ブルーボトルコーヒー京都カフェ×無鄰菴 コラボ企画を実施しました!
お庭とコーヒー、どちらも職人の技が光る洗練された手作りの世界。その異なる二つの世界をツアーしました!
寒い中お集まりいただいた皆様と、まずは無鄰菴でお庭の管理の極意をガイド。ちょうど松の葉むしりをしていた担当庭師から、デモンストレーション。
全て人の手が作り出している庭空間を存分に味わっていただいた後は、いざブルーボトルコーヒー京都カフェへ。無鄰菴から徒歩で5分ほどです。
コーヒー豆を世界各地からどのように仕入れているか、お店の建築設計やカップの大きさはどのようにコーヒーの味わいに影響しているか、など味と香りの豊かさへの追求に驚嘆しました。
新旧の南禅寺界隈、いずれも手作りへのこだわりは共通していました。これからも、大切にしていきたいですね。
12月16日、裏千家宗名・千葉宗幸/若手庭師による無鄰菴茶会 第5回『風』を開催致しました。
お茶室からお庭を巡って見どころや流れの音の解説、その後、茶室内に戻り暖かな空間で、末富さまにお作りいただいた「風花」、干菓子の「押物、州浜」とともにお茶会をお楽しみ頂きました。
次回は2018年1月20日(日)に開催いたします。ご参加の方から「庭園の説明が聞けたことが大変良かったです。とても分かりやすくお庭に見方が変わりました。気軽な気持ちで参加でき、ありがとうございました」とのお声を頂きました。
●ご予約と詳細はコチラ
12月7日(金)に母屋2階にて「東山和み館 玄 -GEN-」さまにお創り頂いたお料理を、料理長のご説明とともに楽しませていただきました。今回のお食事席は、無鄰菴膳「大地の恵み」でございます。ご参加いただいた方から「美しい景色と景色に負けない程に美しく盛りつけられた美味しいお料理に感激致しました」「自然の美の中で食事ができて大変贅沢な、幸福なひとときを過ごさせて頂きました」といったお声をいただきました。
A Late Autumn Dining Event on Murin-an’s 2nd Floor Overlooking the Higashiyama Mountains
On the main building’s second floor, we enjoyed fine cuisine from Higashiyama area restaurant Gen and an explanatory lecture from their head chef. This time, Gen prepared a special “nature’s bounty” course just for Murin-an. Our guests told us how much they enjoyed the luxury of eating beautifully prepared food while appreciating the beauty of nature.
12月5日(水)の午後、無鄰菴野鳥ミニ講座「オオバン」を開催いたしました。
オオバンの親鳥の厳しい子育ての説明や水かき(弁足)の種類などにとても興味を持っていただけました。ご参加の方から「知識が増え、これから無鄰菴へ来る楽しみが増えました。ありがとうございます。」とのお声をいただきました。次回は12月12日(水)14:00~14:30に「オナガガモ」を開催いたします。
詳しくはコチラ
Wild Bird Lesson (Common Coot)
On the afternoon of December 5 (Wed.), we held a mini-lecture on the Common Coot.
Our participants were very interested to hear about the Common Coot’s strict child rearing practices and that there is even a species of it that has webbed feet!
Our next wild bird mini-lecture will be on December 12 (Wed.), 2:00-2:30 PM, and will cover the Northern Pintail.
Please click here for details.
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