いつまでも変わらないものとしてまもり伝えられる「文化財」。例えば国宝の阿修羅像から、能などの伝統芸能、果ては工芸技術まで、さまざまな形で今の日本文化のベースをかたちづくっています。この無鄰菴も名勝というカテゴリの中で、お庭として国から文化財に指定されています。
しかし、「文化財」は、はじめから変わらないものだったのでしょうか? 「文化財」が文化財になるまでには、日本という国が歩んだ近代の歴史がダイナミックに刻まれています。そうして今指定されてないものも、いずれは文化財になってゆきます。現在もそのドラマの渦中にあると考えると、日々接する場所や技術も違って見えてきますね。2020年の無鄰菴では、このヒストリーを4回に分けて学んでいきます。
今回第3回目は、いわゆる帝大といわれる現在の東京大学や京都大学などが、文化財を率先して集めていた事実にフォーカスし、教育機関の側からの文化財収集について考えていきます。
開催概要
- 開 催 日 2021年2月23日(火・祝)
- 開催時間 14:00〜16:00
- 料 金 3900円(入場料、税込み)
- 会 場 無鄰菴母屋二階
- 定 員 10名(要予約・先着順)
- 講 師 無鄰菴主任学芸員 重岡 伸泰
*新型コロナウィルス感染拡大防止のため、定員を10名までに変更をいたしております。
- =今後の予定=
各回14:00~16:00
第4回:2021/4/18(日)文化財がつくった「日本らしさ」- 博物館施設による文化財保存と地域社会
※コロナウィルス等感染症拡大予防対策として、募集人数および開催日に変更が生じています。あらかじめご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。
ご来場時のお願い:
〇ご来場の際にはマスクの着用をお願いいたします。
〇お庭での作業の際はできるかぎりマスクの着用をお願いいたします。
〇体調不良もしくは37.5度以上の熱がある場合は、ご入場をご遠慮くださいますようお願いいたします。
〇入場時にアルコールにて手消毒をお願いいたします。