大人版「この夏、京都の名勝庭園で茶会を知る。そして茶会に出る。」人数限定オンライン&現地体験講座
京都の名勝庭園 無鄰菴の夕暮れの時間帯を貸し切って、限定人数のラグジュアリーな空間で専門家から茶会のしくみを学ぶコースを実施します!
今までの、無鄰菴での数々の茶道指導経験を集結させた、より凝縮して学び、茶会を自分の目で立体的に楽しめるようになる、他にはないコースを実施します。
オンラインと無鄰菴での実習を組み合わせて、効率よくしっかりと学びます。
無鄰菴での実習は、涼しい通常非公開の夕暮れ時間帯に、お庭全体を占有した特別な雰囲気のなかでゆったりと行います。
これはお点前のお稽古ではありません。茶会の構造を学ぶ体験型レクチャーです。茶会全体を見渡して、その楽しみや、意味を発見していきます。
最後には、無鄰菴の茶会に出席していただきます。その趣向を読み取り、余裕を持って楽しめるようになったご自身を実感する事でしょう。
開催概要
- 開 催 日 2021年8月1日(日), 7日(土), 8日(日)、
20日(金), 21日(土), 22日(日)
- 開催時間 2021年8月1,7,8日 10:00-12:00(オンライン)
2021年8月20,21日18:00-20:00(無鄰菴)
2021年8月22日 18:00-21:00(無鄰菴・茶室)
- 料 金 50,000円
- 会 場 無鄰菴 母屋・茶室・庭園
- 定 員 20名(要予約・先着順) 最小催行人数7名。
ご予約が7名様以下の場合、本イベントは
実施いたしません。
- 講 師 表千家 妹背宗佳
- 予約締切 7月18日(日)
- 持ち物
・靴下の着用をお願いいたします。
・御着物・足袋の着用は必ずしも必要ではありません。
・袱紗や扇子などの懐中物をお持ちの方は、
無鄰菴での実習時にはお持ちください。
・お持ちでない方は無鄰菴窓口で一式500円にてレンタル
または販売(男性用4,000円、女性用3,800円)も可能。
- ご予約はこちら
■ご注意事項■
・ご予約は7月18日(日)正午に締切ります。
・7月25日(月)正午以降のキャンセルは100%のキャンセル料を頂戴いたします。
・ご予約が7名様未満の場合は不催行といたします。
・催行の有無については予約締切日翌日中に、お申込みの皆さまに告知いたします。
■ご参加条件■
・ご自身の写真や映像が文化財施設としての無鄰菴の広報に使用されても良いこと。
・オンラインでの講座受講が可能な方。オンラインはZoomアプリを使用します。受講が決定した方には改めてURLをお伝えいたします。
■カリキュラム■
1回目
日時:8/1(日)10:00-12:00
場所:オンライン
内容①:「茶道ってナニ?席主ってだれ?」
講師紹介後、コースの説明をします。
なぜ茶室が狭いか?茶会は何が楽しいのか?動画や写真を混ぜながら解説します。
茶道の本質「一期一会」「和敬清寂」の2つの概念をわかりやすくご説明。
内容②:「茶会に必要なアイテムを知る①「床飾り(とこかざり)」」
茶会をするためは計画書をつくります。それが茶会記です。そこには茶会で必要なアイテムが全部書いてあります。
中でも重要なのが床の間におくもの。そもそも床の間ってなに?なんで飾るの?
日本人がつくってきた居住空間を、建築から庭まで全体を見渡しながらわかりやすく学びます。
2回目
日時:2021/8/7(土)10:00-12:00
場所:オンライン
内容①:「茶会に必要なアイテムを知る③「菓子とお茶」「銘(めい)」」
テーマのもとに茶会が成り立っていることを復習。お菓子とお茶もテーマを表現するためのもの。自分が食べたいものを出すわけではなく、お客様にどのような体験をしてほしいかを考えて、お菓子やお茶を決めます。
そしてそこにはテーマに沿った名前、つまり「銘(めい)」を自分でつけます。
内容②:「席主の事例を紹介する・テーマに沿ったしつらえをする」
歴史上のなだたる席主たちを紹介します。高橋掃庵、野村徳庵、増田鈍翁、住友春翠らをご紹介し、彼らがどんな茶会をやっていたかを説明します。
ええっ!○○が茶会のテーマに?? 道具立てに能舞台? このすごさと意味、もうここまでくれば受講生のみなさんは理解できます。
ご自身の茶会でも、ここまでやっていいのです。自由な発想で茶会を愉しむふところを広げましょう。また、招待状の書き方を学びます。
ホームワーク:次回までにご自身だったらどんな茶会をしたいか、自由に空想茶会のテーマを一つ考えてきます。
よく考えてくることで、しめくくり茶会のテーマをより深く理解して楽しく茶会ができるようになります。ぜひ本気で考えてきましょう。
また、茶会記のフォーマットをお渡ししますので、分かる範囲で次回までに空欄を埋めましょう。
3回目
日時:8/8(日)10:00-12:00
場所:オンライン
内容:「茶会を支える職人の世界を知る・半東の役割を学ぶ」
道具、お菓子、お茶にはそれぞれつくる職人さんがいて、その職人さんは最終的にどうやって席主が使うかの全体を考えて仕事をしています。
だからすごいのです。単に作り出す形がすごいだけではない。そして良い席主がいないとよい茶会もよい道具も生まれません。
茶会では、実際に手を使って作るだけではなく、全体を想像することも「作ること」です。自分で文化をつくりだす一流の席主への道を学びます。
また、茶会の司会者にあたる半東の役割を学びます。台本に沿って、半東の役割を交替で実演します。このことで、席主としての立場を体で実感します。
その他:空想茶会記についての質疑応答
4回目からは、無鄰菴での実習になります。空想茶会記はなるべく全ての項目を埋めた状態にして、お持ちください。
4回目
日時:2021/8/20(土)18:00-20:00
場所:無鄰菴母屋二階
内容①:「茶道ではカラダが大切!」
まずは講師が一服のお茶を点てます。お点前の時間を夕暮れの無鄰菴を貸し切りながら、皆様に一服ずつ召し上がっていただきます。
お茶を頂く所作を解説。なぜ日常と違ううごきをわざわざするのか?
国指定文化財である庭園や茶室を巡りながら、日本文化での心とからだの関係を知り、茶室をあえてつくる意味を理解します。
内容②:「茶会に必要なアイテムを知る②「道具」」
この日は、あらかじめ母屋の床の間に床飾りを数パターン準備しておきます。実際にかけかえることで、がらりと雰囲気が変わることを実感しましょう。床飾りが茶会のテーマを決めていることを、実物をみながら学びます。ご自身の好みもさぐりましょう。
茶会のテーマは主には「季節」であること、しかし季節だけではなくご友人のお誕生日や、お好きな文学なども、茶会のルールを踏まえればテーマになることを理解します。
ホームワーク:翌日使用する半東(お茶席の進行役)の模範的な台本をお渡しします。茶会記をと合わせて、茶室の中での茶会シーンを想像しましょう。
5回目
日時:2021/8/21(土) 18:00-20:00
場所:無鄰菴母屋二階、茶室
内容①:「空想茶会記を完成させる」
まずはお茶を一服いただきます。
空想茶会記を、講師と一緒に埋めていきます。
内容②:「半東の役割を知る・水屋仕事で実際に道具を見る」
半東の台本を、ロールプレイイングの手法で、交代に実践して見ましょう。茶会の空間をどうやったら豊かに楽しんでいただけるのかを、招く側から知ることで、客側として参加する際の、心の敷居がぐっと下がります。
次に、茶会前日に水屋で行う準備を想定しつつ、水屋しごとを学びます。学びながら、茶碗や茶杓、御釜などのお道具に触れます。また、なぜそのような管理をするのかを知ることで、茶会を立体的に楽しむことができます。
6回目
茶会
日時:2021/8/22(日)18:00-21:00
場所:無鄰菴母屋二階、茶室
内容:講師が席主となる茶会に参加します。今まで学んだことを総動員して、席主の意図を読み解きましょう。きっと、この講座を受ける前より、各段にお茶の世界に近づいているご自分に気が付く事でしょう。
■ご来場時のお願い:新型コロナウィルス感染防止対策について■
新型コロナウィルス感染防止対策として下記のご協力をお願いいたします。
・イベントご参加中はご飲食中をのぞき、マスクの着用をお願いいたします。
・イベント受付時に非接触型検温器による検温を実施いたします。 体調不良もしくは37.5度以上の熱がある場合は、
ご参加をご遠慮くださいますようお願いいたします。
・イベントご参加時はアルコールにて手消毒をお願いいたします。
・イベントご参加時のお席・ご移動のルートにつきましては、スタッフの案内に従っていただきますようお願いいたします。