2021年10月6日(水)16:00-17:00
無鄰菴パートナー講師、金剛流シテ方能楽師の宇髙竜成さんとともに、ご来園場の方に無鄰菴の景色の美と能の魅力をお伝えする「イエス、能。」イベント。
今回の演目は「井筒(いづつ)」。10月に入り秋晴れのお庭の様子とともに能の舞をお届けしました。
「井筒(いづつ)」のあらすじ
【ある秋の日、諸国を旅する僧が在原業平(ありわらのなりひら)建立と伝えられる大和の国の在原寺に立ち寄る。僧が在原業平とその妻、紀有常(きのありつね)の娘の冥福を祈っていると、仏にたむける花水を持った里の女が現れる。女は、僧の問いに、在原業平と紀有常の娘の恋物語を語る。
幼い頃、井戸で背比べをした2人は、成人して歌を詠み交わして結ばれたとのこと。女は自分がその有常の娘であると告げて、古塚の蔭に姿を消す。僧が不思議に思っていると、里人が現れ業平とその妻の話を語り、井筒の女の化身を弔うよう僧に勧める。
夜も更ける頃、僧が仮寝をしていると、夢の中に井筒の女の霊が現れる。女は業平の形見の冠・直衣を身に着け、業平を恋い慕いながら舞い、さらには、井戸の水に自らの姿を映し、そこに業平の面影を見るのだった。
やがて夜が明け、井筒の女は姿を消し、僧も夢から覚めました。】
「イエス、能。」は毎月1回開催(2021年10月は2回)しています。
公式SNSにて次回実施日をお知らせいたします。その日、お庭のどこかでお能がはじまるライブ感をぜひお楽しみください!
今回の動画はこちらからご覧いただけます!
夕陽に輝く庭園の素晴らしさと幽玄な能の響き両方を身近に感じていただける機会でした。ぜひこのチャンスをお見逃しなく。
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