2022年3月21日(月)14:00-16:00
平安時代の宮廷の庭から江戸時代の大名庭園に通底する貴族文化の流れについて、具体例とともに解説する講座。庭園をどのように貴族たちが活用していたか?の視点から学んでいただきました。
母屋の2階からお庭を背景に庭園史家で京都芸術大学准教授 博士(学術)の町田 香先生が、今回の講師。まずは、どのような種類の使われ方が宮廷の庭で行われてきたのかを分類し、次にそれぞれの具体例を絵図や史料を用いて解説していただきました。
近世初期には傑出した庭園が生まれ、宮廷庭園での楽しみ方(遊び)が繰り広げられていました。仙洞御所庭園では茶会と遊宴、庭園の程高い山の上での眺望の楽しんでいる様子の解説。桂離宮庭園では智仁親王と離宮庭園での思い出や智忠親王の桂離宮での遊興について。その他、妙法院庭園などの解説を詳しくお話くださいました。
アンケートから「宮廷の庭に池も山もあったということが古文書から判るというのがとても興味深かったです」「現地見学会も含めた講座も開催していただければと思います」とお声を頂きました。
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