2022年7月4日(月)10:00-11:00
京都の老舗 松栄堂の監修のもと、無鄰菴の季節を最も表現するお香と和歌をチョイスして、実施しました!
日本庭園と、お香がどんな空間を見せてくれたのでしょうか?
今回のテーマは「驟雨(しゅうう)」。10分ガイドの解説後、お香薫る庭園をご散策いただきました。
今回はこちらの一首。
〜露すかる 庭の玉笹うちなひき ひとむらすきぬ 夕立の雲〜
(露をまとった庭の笹の葉が風になびき、先ほど夕立を降らせたひとむらの雲が空を通り過ぎて行きました。)
■『新古今集』夏歌 西園寺公経(さいおんじ きんつね)
梅雨が明けると、いよいよ夏本番です。蒸し暑い夏の京都ですが、お庭の中は別世界。お庭を流れるせせらぎからは涼しさが感じられます。そして、水辺には活発に動くアメンボの姿が。そして時にざっと降り出す雨の後に青々と生い茂る木々や、庭園内に響く蝉しぐれ。暑い夏こそ、涼しいお庭を回ってお香の香りを感じていただきました。
「素晴らしい日本庭園とお香。雨がシトシト降っていたので、より風情があり良かったです」「法事で京都に伺い、翌日偶然立ち寄らせていただいたのですが、素晴らしい空間と香りにとてもゆったりとした気持ちになりました。解説もわかりやすくて勉強になりました」といった感想をいただきました。
次回も、無鄰菴公式SNSから、実施日をお伝えします!
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