2022年8月22日(月)10:00-11:00
京都の老舗 松栄堂の監修のもと、無鄰菴の季節を最も表現するお香と和歌をチョイスして、実施しました!
日本庭園と、お香がどんな空間を見せてくれたのでしょうか?
今回のテーマは「蝉吟(せんぎん)」。10分ガイドの解説後、お香薫る庭園をご散策いただきました。
今回はこちらの一首。
〜雲井まてひゝきやすらむ 夏山の峰より高き 蝉のもろ声〜
(蝉が一斉に鳴く声は夏山の峰よりも高く、大空まで響き渡っていることであろう。)
■藤原有家(ふじわらのありいえ)
真夏の無鄰菴には、蝉の声が響き渡ります。シャーシャー、ジージー、ジリジリ…。特にお庭で聞こえてくるのは、クマゼミやアブラゼミの声。夏らしさを際立たせる蝉の声に東山も和歌のとおり一層高くそびえているように見えました。
「落ち着いた良い時間を過ごせました」「素敵なお庭でした」「これまで蝉の声は猛暑の中で暑さを際立たせるため苦手だったが、蝉吟というテーマをふまえ、お香の香りとともにきくと、涼やかな気分が芽生えて、おもしろかった」「持続可能な社会に興味があり、最近様々調べているが、香・和歌・源氏物語・日本庭園という長年大切に育まれてきた文化的なイベントに参加し、重なるものを感じた」といった感想をいただきました。
次回も、無鄰菴公式SNSから、実施日をお伝えします!
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