視覚に障害がある方と、晴眼者がともに日本庭園を巡ることで、新たな日本の空間の魅力を発見するイベントです。
そのつなぎ役となるのが、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab制作の3D点群データを生かした無鄰菴の精密な模型です。ともに庭園を歩き、語り合い、今まで感じたことがない世界を発見しましょう!
日本庭園は見て楽しむもの。もちろんです。しかし、実は無鄰菴ができた明治時代の後半、日本庭園では新たに五感で感じるデザインが生みだされ始めました。無鄰菴は、躍動的な流れの音、風吹き渡る広い芝生の空間、そこにさすあたたかな陽の光、ざわめく針葉樹、なだらかな高低差を生かした園路など視覚以外の方法で全身で庭を感じるための工夫に満ちています。視覚に障害がある方と、手引きの研修を受けた無鄰菴スタッフで、二人ひと組になっていただき、母屋二階の特別室で模型に触れた後、庭園内を一周していただきます。
途中、茶室に入り、床の間や点前座がどのように配置されているのか、茶室内部で感じる静けさなどを体験していただきます。お抹茶もお召し上がりいただきます。
その後、母屋二階に戻り、組ごとに庭園の魅力をディスカッション。感想をまとめていただき発表していただきます。無鄰菴スタッフが解説を加えつつ、日本庭園の空間の理解を深めていただきます。
皆さまのご参加を、お待ちしております!
※介助者の方がご一緒の場合は、見学の形でイベントにご同席いただけます。
開催概要
- 開 催 日 2023年9月27日(水)
- 開催時間 13:00〜16:00
- 料 金 視覚障害者の方 1200円(お抹茶代として)
参加者一名につき介助者一名まで同席可能。
介助者の方もお抹茶がつきますので恐れ入りますが1,200円申し受けます。 - 会 場 無鄰菴庭園・母屋二階・茶室
- 定 員 視覚障害者の方2名まで(要予約・先着順)
最低催行人数2名 - 締切日 2023年9月20日(水)12:00
- 協 力 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
京都国立近代美術館