舞や衣装、そしてお囃子と、能は日本の総合芸術です。そんな能を本シリーズでは演目ジャンルごとに学んでいきます。
能には主人公の属性に応じて大きく5つのジャンルがあります。それを五番立といい、これらの理解が、能という芸能の理解への近道でもあります。解説は無鄰菴パートナー講師宇高姉弟。現代へとその技をつなぐ金剛流シテ方能楽師の一家でもあります。時にその場でダイナミックな実演を交えて立体的に能の世界をお伝えします。気さくな会話の弾む雰囲気の中で、お能の鑑賞がもっと楽しくなる講座、ぜひご参加ください!
※【脇能】=高砂、淡路、絵馬=神をシテとする演目で、太平の世を寿ぐお目出度い内容が多いもの。五番立では最初に演じられます。(五番立すべての前に「翁」があります。)
※シテ=主人公のこと。或いは主人公を演じる者のこと。
開催概要
- 開 催 日 2018年7月28日(土)
- 開催時間 14:00〜16:00
- 料 金 5000円
- 会 場 無鄰菴 母屋2階
- 定 員 20名(要予約・先着順)
【講師プロフィール】
宇髙姉弟(うだかきょうだい)Udaka Brothers
能面作家の長女・景子(けいこ)と、金剛流能楽師の長男・竜成(たつしげ)、次男・徳成(のりしげ)の三姉弟。能楽師で能面作家でもある通成(みちしげ)を父に持ち、幼少の頃より能楽と共に育つ。現在では能楽を広めるべく、国内・海外問わず多方面で活躍している。
【今後の講座】
9/29 修羅能, 11/24 鬘能, 1/19雑能,3 /23 切能 (全土曜日)