日本的なるもの、とはなんでしょう?これは英語そのものを学ぶ講座ではありません。縦横無尽に東西のテキストを横断し、日本の文化をいつもと違った視点で見ることで新しい日本を知る講座です。今回の対象作品は岡倉天心の「茶の本」。
天心の晩年、インドの閨秀詩人と交わした書簡を、元朝日放送のアナウンサーのお二人に読んでいただきます。『宝石の声なる人に』と題された、大岡信氏の編訳になるものです。
茶道の心がいかに日本文化に通底しているかを説き、西洋化にひた走る明治を批評した名著。これがいかに天心自身の手になる素晴らしい英文で書かれ、日本の外で受容されてきたかを無鄰菴で知る。とてもスリリングな講座!さらに、今回は日本の茶道ではなく、中国茶のお点前とお菓子をいただきながら講座は進みます。お茶を学ばれている方、文学がお好きな方、いままでの学びがいっそう深まります。もちろん初めての方もどうぞ!
美しいお庭を眼前にしながら、類いまれな心の交流に耳をお澄ませください。
開催概要
- 開 催 日 2019年4⽉13⽇(土)
- 開催時間 10:00~12:00、14:00~16:00 ※同内容
- 会 場 無鄰菴 母屋1階8畳間もしくは2階
- 料 金 6000円(喫茶とお菓子込み)
- 定 員 一回15名(要予約・先着順)
- 講 師 武田雅子 アメリカ文学研究者、大阪樟蔭女子大学名誉教授
- 中国茶点前:黄安希 中国茶會「無茶空茶」主宰