三段の滝から流れ出た沢の流れ掃除の様子です。
涼しい風を受けながら、セキショウの隙間に入り込んだ落ち葉の除去や、葉が黄色くなったものを摘み取り、流れがスムーズになるように施しました。
Cleaning Murin-an’s Stream
Here are some pictures of the marsh where Murin-an’s three-stage waterfall flows into being cleaned. Our gardeners removed fallen leaves from the Japanese sweet flag and picked away yellow leaves so that the water stream flows smoothly.
真夏に徐々に膨らみを見せていたクサボケの果実が黄色く色づき始めました。
来場の方からよく「あの果実はリンゴ?カリン?」とご質問をよくいただきます。
未熟な時は葉に隠れて目立ちませんでしたが、落葉後、黄色く熟した果実が際立つようになりました。
芝生エリアを巡られる時、その大きな果実に出会えます。
ヒサカキの葉上にイシガケチョウが羽を広げて休んでいました。
羽の模様が石崖に似ている事からつけられたチョウでございます。
クマゼミと同じように分布を南方から広げているチョウで、
京都の山林でも見かけるようになりました。
静止中はよく羽を広げて止まっているので、
見かけましたら羽の石崖模様の様子をお楽しみください。
この昆虫は何でしょう?こう見えて実はガの仲間なのです。
透明な羽は、羽化した時には白い鱗粉に覆われていますが、羽ばたく度に落ちて透明になってしまうのです。
カラフルな色合いは別の生き物に擬態して天敵から食べられるのを回避するためです。
またとても速いスピードで飛翔もでき、1秒間に70回以上羽ばたきをします。
その羽ばたきのおかげで、空中停止をしながら花の蜜を吸うことができるのです。
皆さまがお庭を巡っていただく園路には小さな小石が敷き詰められています。ビリ石は、歩くと音が鳴るなど様々な名前の由来があるそうです。
たくさんの往来があると、ビリは園路外にもはみ出てしまうため、手ぼうきを使用して園路中央に寄せていきます。園路の両脇を丁寧に掃き、小石の山ができた部分は撫でるように竹先で地慣らしをおこないます。
両脇の小石を取り除くのには、園路外にできるだけ小石が移動しないようにすることと、雨が降った時の雨水の通り道にするためです。苔の隙間に小石が入り込むと、少しずつ苔が生育できなくなるので、こまめにビリ寄せで園路を保つのもお庭の管理の大切な仕事です。勾配がある園路では下方にビリが集まりやすいので、蓄積されたものは集めて回収作業もおこなっています。
園路を巡られる際は、歩く音も楽しみつつ、お庭を愛でながらゆっくりと散策くださいませ。
フェローとは仲間たち、という意味。無鄰菴フォスタリングフェローとは、提案型のボランティアです。
日々無鄰菴のうつりかわりとともに仕事をしているスタッフやプログラムディレクターとご一緒に学び、庭園を未来にはぐくむメンバーになりませんか??
新しい日常が待っています!
お申し込みは コチラ まで。
=研修日程=
まずは3回の研修で国指定文化財としての無鄰菴を深く学びます。
1回目 2019年1月18日 土曜日 9:00-11:30 無鄰菴の歴史や庭園の知識を基礎から学びます。(前半)
2回目 2019年1月19日 日曜日 9:00-11:30 無鄰菴の歴史や庭園の知識を基礎から学びます。(後半)
3回目 2019年2月8日 土曜日 9:00-12:00 1,2回目の研修内容の習得状況を口頭テストの形で確認します。施設内でお仕事事例を見学します。
=ご活動内容例=
研修合格後、ご希望の活動内容を無鄰菴スタッフと一緒に体験していただき、徐々にご自身の活動の場を広げていただきます。
①お掃除サポート 日々のお手入れで 建築を健全に保つお仕事 日本建築独特の味わいも 深く実感できるようになります!
②庭園サポート なんといっても無鄰菴のメイン 「お庭」のクオリティアップを するお仕事です。
③ガイドサポート 無鄰菴について深く学び、 その素晴らしさ、 文化財の大切さを伝えて、 未来に育むお仕事です。ガイドサポートに関しては、上記研修以外に別途ガイドテストがございます。合格後、お仕事についていただくことが可能です。
④事務サポート オフィスの中で、 ご自分のペースで行って いただけるお仕事 無鄰菴スタッフと 楽しく活動していただけます。
⑤抹茶サポート お茶の世界を通じて お庭の楽しみを伝えるお仕事です。
⑥イベントサポート 日本文化を学びながら、 庭園の味わいを伝えるお仕事です。
お庭には数種の赤トンボの飛翔や止まりがございます。数日前からお茶室近くのお庭をお気に入りとして、ナツアカネのオスが見られることが多くなりました。他のオスが近くを飛翔する際、追いかけて自分の縄張りを保守している様子もございました。少し園路を進むと、別のオスがお気に入りの場所を確保していました。
9月24日(火)にご紹介した外周高木はたくさんあり、引き続きアラカシの剪定を行いました。
「三段の滝付近の剪定をするよ」とお声掛けいただき、しばらく経ってからその場所へ向かうと、沢飛石の北側が明るい空間へと変化していました。
アラカシの葉は厚く、茂りすぎると光が林内へ届かなくなります。光だけでなく風も通すように剪定をしているため、枝葉がくっきりと見えるようになりました。時々開けた場所から隣木とのバランスを確認し、この日の作業は終了しました。
芝地に株立ちをして生育しているクサボケは現在、大きな果実をつけていますが、初夏の頃に咲いたものが結実したものでございます。
ふと目を向けると、初夏ほどではありませんが、晩秋にも花を咲かせる性質があり、1輪の花が咲いているのを見つけました。
低い位置に咲いているので、芝地の園路を巡られる時は、少し足元を注意してみてください。朱色の花びらが目印です。
「9月になっても、今日は午後も気温がかなり上がりそう」と
お話をされた後、葉の茂りが一際目立っていたアラカシの剪定を行っていただきました。
「思った以上に剪定が必要で、かなりの量になりました」とお話されつつも、周囲のバランスを丁寧に見ながら切り枝の運搬作業をされていました。
登録する
お出かけに役立つお庭の最新情報、イベント情報、庭師のコラムなど、お届け!特別イベントにもご招待。