幅広い流れを望む園路の終点部分にオトギリソウがございます。
晴天時に花を咲かせ、雨や曇りの日は花びらを閉じています。
この草を原料にした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が斬って
亡き者にしたことから名前が付けられています。
お庭の東奥にあるセキショウの長葉の隙間の枯葉の除去と葉のお手入れを行いました。
古くなった葉は黄色になり、それらを根元から取り除いている様子です。
瀬落ちから流れてきた水も、滑らかな運びとなりました。
終了後は、園路を通り。
お庭や植物の状態などを確認をしながら移動しました。
5月に紫色の花を咲かせていたカキツバタの種子も大きくなり重みで折れるようになりました。
また、葉も古いものが目立つようになってきたので、根元から黄色くなってきたものを取り除いている様子です。
作業中、その場所をすみかにしている水生の生き物たちがたくさん見られました。
6月11日(火)は無鄰菴在釜の日です。近畿の梅雨入りも間もなくでしょうか。母屋で聴く雨音は一層心を落ち着かせます。ぜひ無鄰菴在釜にお越しください
新緑深まる頃、アオキの花が咲いています。
雄株と雌株によって、花のつき方が異なっています。
もちろん実が成るのは雌株のみで、庭園内では秋に赤色に熟します。
花弁の付け根に4つの黄色い点があるのは雄花、
花弁の中心に黄緑色の平たい突起があるのが雌花です。
庭園を巡りながらその違いもご覧ください。
三段の滝の手前には沢飛石があり、広い水面をご覧いただくと、
水面上空の姿が映る場所がございます。
この時期でも落葉が少しずつ水面下に蓄積するため、石の間や水底にあるものを丁寧かつ、
取り除きすぎない様に掃除をおこないます。
現在、枝葉が新緑の景色を映り込んでいる様になっています!
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芝地には現在、様々な野花が咲いています。
お日さまの光を浴びて開花している姿をご覧ください。
普段見過ごしがちな足元や園路の縁に咲いていますので、ゆっくりじっくり探してみてください!
紫、黄、白色の野花が覗かせています。
芝生の丘の西側を流れるエリアは、お茶室付近の大樹の葉が蓄積しやすい場所でもあります。
ハナショウブの株や葉を傷つけないように気をつけながら瀬落ちの所まで枯葉を取り除いているところです。
この場所は、6月にハナショウブの紫色の花が見頃を迎えます。
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セグロセキレイが巣立ちました!
坪庭桟瓦・のし瓦の谷部の隙間奥でセグロセキレイが子育てを始め、巣立ち雛が外に出てきました。
昨年は2羽、今年は3羽の雛が元気に鳴く姿を見せてくれました。親鳥は流れや芝生で餌を咥えて何回も運んでいます。
ヒナの羽ばたきがしっかりとしたものになれば、
親鳥とともに庭園内で見かけることが出来るようになります。
ユズリハの開花
お庭出入り口のすぐ左に、まっすぐ伸びている木がユズリハです。
約20㎝の大きな葉が特徴で、現在赤茶色の花を付けています。
ユズリハ(譲葉)の名前は、新しい葉が出る頃に古い葉が譲るように落葉することから付けられた由来があります。
その様子を見立てて、世代が交代して絶える事無く続くということから縁起の良い植物としても扱われています。
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