2021年7月26日(月)9:00-10:00
京都の老舗 松栄堂の監修のもと、無鄰菴の季節を最も表現するお香と和歌をチョイスして、実施しました!夏の朝の日本庭園と、お香がどんな空間を見せてくれたのでしょうか??
今回が初回の、このイベント。気軽に京都の文化を味わっていただくため、入場料のみで月1回、1時間のみ開催。
初回のテーマは「雨」。
この日のお天気は快晴でしたが、まだ夜露の湿り気が残る朝のお庭で、雨のイメージ合わせたお香を各所で薫らせました。
まずは、母屋で涼みながら、お庭のガイドとお香についての簡単なご紹介をしました。
お集まりいただいた客様は、お庭を眺めながら、漂ってくる香りにゆったりとした時間を過ごされていました。
この日のために、選んでいただいた和歌も一首、お客様にお伝えし、日本文化に流れる「連想」のダイナミズムを体感していただきました。
今回はこちらの一首。
〜 大空の雨はわきてもそそがねど うるふ草木はおのがしなじな 〜
(大空からの雨は、分け隔てせずに降り注いでいるが、雨でうるおう草木はそれぞれに様々である)
千載和歌集 源信
どうですか?
イメージがぐっと広がりますね!
その後は、気ままにお庭を散策して、香りのあるスポットを探したり、その場所から景色を楽しんだりしていただきました。
「お庭がいつもより立体的に感じました。」
「香りを追って、同じ場所にしばらく佇んで見ると庭の良さが発見できました。」
などの感想をいただきました。
次回も、無鄰菴公式SNSから、実施日をお伝えします!
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