2021年12月20日(月)10:00-11:00
京都の老舗 松栄堂の監修のもと、無鄰菴の季節を最も表現するお香と和歌をチョイスして、実施しました!
昼下がりの秋始まる日本庭園と、お香がどんな空間を見せてくれたのでしょうか?
気軽に京都の文化を味わっていただくため、入場料のみで月1回、1時間のみ開催。今回のテーマは「水面」、お香は「白雲」をご用意いたしました。
この日のお天気は曇り空が広がる天候で、広範囲にわたり薄い霞がかった時もあり、
流れの音が柔らかに聞こえる字j間での開催でした。
その中で水面のイメージ合わせたお香を各所で薫らせました。
まずは、母屋でお庭のガイドとお香についての簡単なご紹介。
お集まりいただいたお客様は、お庭を眺めながら漂ってくる香りにゆったりとした時間を過ごされていました。
この日のために、選んでいただいた和歌も一首、お客様にお伝えし、
日本文化に流れる「連想」のダイナミズムを体感していただきました。
今回はこちらの一首。
〜 朝氷 とけにけらしな 水の面に 宿る鳰鳥 ゆききなくなり
(あさごおり/とけにけらしな/みずのおもに/やどる/におとり/ゆききなくなり)〜
(誰池水に張っていた今朝の氷も、日がのぼりすっかり溶けてしまったらしい。
水面を往き来していた鳰もどこかへ行って しまった。
■万葉集 巻六 冬 ■
その後は、気ままにお庭を散策して、香りのあるスポットを探したり、
その場所から景色を楽しんだりしていただきました。
「説明がすごく分かりやすかったです」
「庭園でお香をたくのが風情があって良かったです」
「水音とお香のほのかな香りとお庭の緑に、静かな時間が楽しめました」
といった感想をいただきました。
次回も、無鄰菴公式SNSから、実施日をお伝えします!
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