英語で日本庭園について学ぶ!
無鄰菴の指定管理者である植彌加藤造園の知財企画部で、翻訳や通訳を担っているマイケルさんが講師となり、日本庭園について英語で学ぶサロンの座学編・見学編が開催されました。
まず主屋2階で開かれた座学編では、マイケルさんが6世紀から現代にいたるまでの日本庭園史を英語で説明。その後、枯れ山水、露地、池泉回遊式庭園などの庭園様式を話題に取り上げ、それぞれの特徴について参加者全員で会話しました。通訳案内士から一般の日本庭園愛好家まで幅広い参加者が、日本庭園の魅力を英語でどう伝えるかについて熱心に議論しました。
座学で学んだことに基づいて、一週間後、参加者は無鄰菴をめぐり、その近代日本庭園式の風景を楽しみながら、日本庭園を鑑賞するポイントの伝え方を学びました。主屋の前から見た東山の借景、芝生や流れの向こうに見える三段滝などの景色をみていただきながら、時代や様式を問わず、すべての日本庭園にその魅力を味わうための「視点場」があることをマイケルさんが強調しました。
その他、参加者が無鄰菴のコケなどの庭園要素について積極的に質問し、全体的に学びの多い講座となりました。参加者の皆様が今回の講座で学んだことを英語で伝える機会をたくさん見つけてくれることを願っています。
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