近代日本庭園の傑作、無鄰菴は現代アートの作家の目には、どのように映るのでしょうか?今回は「風景」を作品制作の主題にする小川智彦さんが、無鄰菴で昨年の秋から制作を行った作品の展示と、ギャラリートークを実施します。普段は入ることができない母屋2階の非公開スペースから、遠く借景や庭全体を眺めながら、作品が提示する、風景を人が見ることへの問いに、思いを巡らしてみましょう。また、どのようなプロセスと考えで制作を進めたのか、お話を伺います。きっと今まで知らなかった庭が見えてきます。
開催概要
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- 開 催 日 2019年3⽉3⽇(日)~3月10日(日)
- 開催時間 9:00-16:30 (アーティストトーク:3/9(土)14:00-15:00
- 会 場 母屋2(建築の保全のために、一度の入室は20名様まで)
- 料 金 300円(無鄰菴入場料は別途必要)
- 作 家 小川 智彦
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作家:小川智彦
1971 年 北海道旭川市生まれ。京都市在住。 風景を主題に作品制作やワークショップを行う。 風景をどのように見ることが出来るかを作品の制作を通し探求している。 近年は、材料と工法に地域性が現れることに興味を持ち、木造和船の伝統工法による 制作にも取り組む。経歴
2014 ・ 木造和船の伝統工法を番匠光昭氏に師事し学ぶ。 (富山県氷見市)
2001-02 ・サウスカレリア・ポリテクニックにて環境芸術の研修 (フィンランド 助成 : 北海道文化財団)
1996 ・北海道教育大学大学院教育学研究科 教科教育専攻美術教育専修 修了主な展覧会
2017・‘ listening, seeing, being there ’(ART CAMP TANGO 2017 京丹後市)
2016・Botão Exhibition vol.5「MOUNTAIN LINE / RYOSEN」(名古屋 ボタンギャラリー)
2014・景色の自由研究(studio J / 大阪市)
2013・景風趣情 -自在の手付き-(京都芸術センター)