古典印画技法「コロタイプ」を継承する便利堂が、2014年より主催で行う国際コロタイプ写真コンペティションHARIBAN AWARDの展示会場が、今年は無鄰菴になりました。
コロタイプとは液体ゼラチンを薄く塗布したガラスの版を支持体に用いた、浮世絵の重ね刷りにも近い印刷技法で、非常に繊細な画像が作成できるため、現在も文化財の公式記録や複製制作のために使用されます。
今回は母屋１階及び茶室に、HARIBAN AWARD2018のグランプリ受賞者エスター・タイヒマン氏の写真作品をコロタイププリントに仕上げたものを、無鄰菴の空間にあわせて展示します。
日時：2019/4/12（金）〜4/26（金）9:00-17:00
料金：無料（入場料別）
主催：HARIBAN AWARD事務局（株式会社便利堂内）、植彌加藤造園株式会社
Esther Teichmann （エスター・タイヒマン）
写真や映像作品の制作、執筆やキュレーションなどを行う。2012年イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて博士号を取得。現在は同校のキュレーター育成コースと歴史コーディネーター・プログラムの責任者を務める。2013年カリフォルニア芸術大学客員教授に就任。2018年の国際写真展示会パリ・フォトでは大きな個展を開催するなど幅広く活動する。
エスター氏の公式HP www.estherteichmann.com
