開催概要
- 開 催 日 2020年2⽉24⽇(月・祝)
- 開催時間 14:00~16:00
- 会 場 無鄰菴 母屋
- 料 金 3,500円
- 定 員 20名(要予約)
- 講 師 重岡 伸泰(無鄰菴学芸員)
2020年1月20日~2月28日の期間、DNP京都太秦文化遺産ギャラリーのご協力の下、無鄰菴母屋1階に「国宝 源氏物語関屋澪標図屏風 (静嘉堂文庫美術館)」高精細複製が展示中。
江戸時代に描かれたこの屏風の名作が現代まで保存され続けているのは、岩崎家という近代のパトロンがあったから。
日本の文化財がどのようにして現在に伝えられてきたか、その一翼を明治時代の政治家や企業家などが担っていたことはあまり知られていません。
景観保存に一役を買った岩倉具視や大久保利通、寺社の宝物などの海外流出防止に心を砕いた井上馨や岩崎弥之助…。
どのような形で文化財が現代に残されてきたのか、さまざまな事例から日本の文化財保存のあり方と活用について紹介し、これからの日本の文化・伝統についてを考える講座です。
明治から現代にかけて、日本の文化財はいくつもの危機を乗り越え、現在にあります。このことを屏風をきっかけに紐解いでみましょう。