無鄰菴の指定管理者、植彌加藤造園の知財企画部スタッフが、文化財としての無鄰菴の運営から得た経験をもとに立ち上げたメディア「ヘリテージデザイン」がプロデュースする展示企画です。
今回は、国宝 長壽寺(ちょうじゅじ)について。
長壽寿は琵琶湖の南、湖南市にあり国宝、重要文化財を所有しています。そこではいまでも約50軒ほどの信徒世帯とお寺とが、ともにひとつの地域をつくり続け、世代を超えた年中行事の継承や日々の境内地の管理を行っています。
保存のみにとどまらず、信仰や生活に根差した本来的な意味での地域における文化財の活用と、新しい観光方面での活用が、一つの長壽寺という場所で、いかにはぐくみ続けられているのか、を無鄰菴での写真展とwebメディア「ヘリテージデザイン」上の、お寺の所有者であるご住職のインタビュー記事とで展開します。
写真と空間デザインは、植彌加藤造園のオフィシャル写真の撮影を継続的に行う舞台演出家でもある相模友士郎さんによる作品です。
無鄰菴の洋館1階が、ひととき、長壽寺という異なる場に思いを巡らす空間になります。
日本の文化財を取り巻く状況は2019年の文化財保護法の改正により、大きく動き始めています。保存に加え活用により重きが置かれ、地域社会と文化財の関係を今まで以上に密接なものとすることが期待されています。
是非この機会に、今最も文化財の活用事例として注目されている名勝無鄰菴で、文化財の活用ムーブメントにふれてみてください。無鄰菴に入場すれば、観覧は自由です。お待ちしております。
※ヘリテージデザイン公式サイト「【インタビュー】所有者の視点から見た文化財vol.2 滋賀県湖南市 阿星山 長壽寺」ご住職のインタビューはコチラ
開催概要
- 開 催 日 2020年10月24日(土)~11月30日(月)
- 開催時間 9:00~17:00
- ※最終日11月30日(月)は12:00までの展示となります。
- 料 金 無料(入場料別)
- 予 約 予約不要(※無鄰菴入場には要予約)
- 会 場 洋館1階
- 写真・空間デザイン 相模友士郎 氏
ご留意:
〇ご来場の際にはマスクの着用をお願いいたします。
〇体調不良もしくは37.5度以上の熱がある場合は、
ご入場をご遠慮くださいますようお願いいたします。
〇入場時にアルコールにて手消毒をお願いいたします。