京都にある桂離宮や修学院離宮など、宮廷の庭園は、その文化を記録するタイムマシンのような存在です。宮廷で育まれた貴族文化は、のちの世でも大名や有力者たちの憧れの的となり、現在の日本文化のベースとなっています。この講座では、離宮庭園から貴族文化を読み解き、どのように貴族たちが庭園を使っていたのか、ありありと想い描いていただけるよう徹底解剖します!
また、日本文化においての貴族性とは何か?を考えます。
京都の味わいが一段と深くなる、京都ファンにとってはまたとない2回連続の特別講座です。
京都府に発令されております緊急事態宣言の延長を受け、新型コロナウイルスの感染症拡大防止対策として9月23日(木・祝)開催は、オンラインのみのとさせていただきます。
■1回目 9/23(木・祝)
平安時代の宮廷の庭から江戸時代の大名庭園に通底する貴族文化の流れについて、具体例を出しながら解説します。
途中、室町時代に茶の湯の文化が現れたり、社会構造の変化がありましたが、貴族文化はそれに影響されずに、変わらないものがそこにはありました。日本文化においての貴族性とは何かを、庭園をどのように貴族たちが活用していたか?の視点から学びます!
■2回目 2022/3/21(月・祝)
言わずと知れた江戸時代の離宮庭園(桂離宮・修学院離宮・ 妙法院や曼殊院などの門跡寺院)の使われ方の詳細を徹底解剖します。
当時の貴族の生活が、ありありと目に見えるように解説いたします。
- 開 催 日 2021年9月23日(木・祝)、
2022年3月21日(月・祝) - 開催時間 14:00〜16:00
- 料 金 各回3,800円(入場料込み)
※無鄰菴での参加も、オンラインでの参加も
同額になります。 - 会 場 無鄰菴母屋2階、もしくはオンライン
- 定 員 無鄰菴での参加10名、
オンラインでの参加20名(要予約・先着順) - 講 師 京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)准教授 博士(学術)町田 香
9月23日は参加40名まで(要予約・先着順)