日本庭園は、長い時間を経ることで価値を増します。日本庭園には完成という言葉ではなくはぐくみ、つまり英語でフォスタリングという言葉が似合います。
では、誰がどうやってその庭をはぐくんでいるのでしょうか?所有者や研究者、そして庭園ファンはもちろんのこと、最も直接的に庭に関わっている庭師だと言えるのではないでしょうか。そんな視点から、京都の造園会社社長として日本庭園に関わり続けてきた加藤友規が、さまざまなエピソードを交えて京都の日本庭園のはぐくみについて本書を出版します。講演では、庭師がどのような視点で、人の一生よりも長い時間を見通して庭をはぐくみつづけてきたのか、無鄰菴を主な題材に、本書の概要と今出版した意図について著者の加藤友規がお話いたします。
講演の後には、皆様とのディスカッションも行います。庭園ファンの皆さま、お気軽にご参加ください!新緑の京都でお待ちしております。
開催概要
- 開 催 日 2025年6月6日(金)
- 開催時間 14:00〜16:00
- 料 金 3,800円(書籍代金、入場料込)
- 会 場 無鄰菴 洋館
- 定 員 30名(要予約・先着順)
- 予約締切 2025年5月30日(金)正午
- 講 演 植彌加藤造園代表取締役 加藤友規