無鄰菴の通常非公開のルートを限定人数で見学し、学芸員の解説とともに名勝庭園の面白みを深く味わうイベントです。普段は立ち入る事の出来ないお庭の中を歩みながら一般公開ルートからとは違った風景を解説付きで巡っていただける講座です。冬季は落葉樹の葉がなくなっていることで、明るい空間の広々としたお庭となります。この機会にぜひ特別な景色をお楽しみください。
●前半:室内講座。
古いお庭は、作庭当初から園路が作り変えられたり、経年変化で消滅していることがよくあります。無鄰菴も然り。しかし、お庭にとってはどこを通って、どこから眺めるかは施主のメッセージが込められたとても大切な要素です。
●後半:非公開ルートでお庭巡り。
無鄰菴の施主、山縣有朋が来客を案内したルートに沿って、前半に受講いただいた庭園内を見学します。美術評論家 黒田天外が山縣有朋を無鄰菴に訪ねた様子を記録した明治40年出版の「續江湖快心録」を読み解き、明治時代そのままの印象を残す現在非公開のルートで、特別に無鄰菴をご案内いたします。
今まで知らなかった無鄰菴が目の前に広がる様は圧巻です。また、庭をつくりはぐくむとはどういうことか、体感できます。生き生きと輝く今の庭園とご一緒にお楽しみください。
開催概要
- 開 催 日 2026年2月14日(土)
- 開催時間 14:00~16:00
- 料 金 5000円
- 定 員 10名(要予約・先着順)
- ※最少実施人数5名
- 申込締切 2026年2月14日(土)12:00
- 会 場 無鄰菴母屋2階および庭園
- 講 師 無鄰菴 主任学芸員 重岡伸泰