12月1日(日)の午前中、紅モミジの葉が残る中、週末庭園巡りを開催いたしました。芝生の丘ではクサボケの黄色く大きな実が目立ち、東山を見せるための外周剪定のお話を足元に生育しているサツキツツジで詳しい解説などお聞きいただきました。母屋に戻ってお抹茶を召し上がっていただく際に、「とても楽しく詳しい解説が良かったです。本日はありがとうございました」とお呈茶の際にお声をいただきました。
https://murin-an.jp/weekend-garden-guide/
=近日開催イベント=
12/7(土)14:00-16:00
【特別講座 さあ、新年へ!京都の年中行事を杉本節子さんと学ぶ。くらしを味わう一年に向けて】
空席ございます!
ご予約をまだ承っておりますので、詳細はこちらをご覧ください。
https://murin-an.jp/events/event-20191207/
12月初日の霜
12月の初日の朝、庭園内は霜が降りて朝日の日差しを受けた銀景色がございました。芝地や流れのほとりのサツキツツジは霜に覆われていつもとは違う姿に。写真に映りこみませんでしたが、水面上は川霧が空に向かって立ち昇っていました。
11月25日(月)紅葉の盛り、庭師のガイドを聞きながらお庭をめぐっていただきました。待合の場所からスタートし、庭園の一番奥にある三段の滝やお茶室、洋館へと進む中、紅葉したもみじや緑の苔の景色、そして東山の地形を活用した近代庭園をご覧いただきました。
和やかなムードながら真剣に聞き入ってくださり、いくつもの専門的な質問が飛び交いました。気温も昨日とは違って冷えていた中、ご来場誠にありがとうございました。今回のガイドで無鄰菴庭園の学びや文化財庭園の重要性などを他の皆さまに伝達していただければ幸いでございます。
11月15-16日、29-30日、紅葉まっさかりの京都を、静かに限定のお客さまだけで楽しむ老舗瓢亭さまのお食事と広大なライトアップ庭園を前にした圧巻のお茶席を開催いたしました。和ろうそくに照らされた灯りの揺らめきは動く陰によってより静寂さが感じられ、お庭のライトアップとともに真の深みで時間を忘れる一時を過ごしていただきました。
=近日開催イベント=
12/7(土)14:00-16:00
【特別講座 さあ、新年へ!京都の年中行事を杉本節子さんと学ぶ。くらしを味わう一年に向けて】
空席ございます!
ご予約をまだ承っておりますので、詳細はこちらをご覧ください。
https://murin-an.jp/events/event-20191207/
紅葉シーズンに大きく膨らんでいたつぼみが開き始めました。
今年もたくさんのつぼみがあり、1輪、また1輪と咲いていきます。
モミジ林の南側のツバキは毎年、庭園内では一番早く開花しております。
紅葉のピークも過ぎ、赤い落ち葉が苔の緑を時々映える光景となっています。この周辺の樹木の根元にはスギゴケの種類が生育していますが、別の苔が混じるのが目立ってきました。入り込んだハイゴケは手で垂直に引き上げると容易に地面から離れます。いつの間にか手箕(テミ)の中はふんわりとしたハイゴケでいっぱいになっていました。スギゴケの仲間はデリケートな部分もございますので、群落している部分は早朝の落ち葉掃除の時にも目を向けています。
11月27日(水)の午後、ミニ野鳥講座の中で夜行性である「ヤマシギ」についてのお話をさせて頂きました。
生活をするのも恋の求愛飛翔を行うのも夜間であり、カエルのような声で鳴いた後に甲高く「キチッ」と無く野鳥です。今回は、藪に紛れると同化している羽模様を実際に触れて頂きながらお話を進めさせて頂きました。講座中は、セグロセキレイのペアの飛来もあり、紅葉の風景を背景に餌を捕獲するしぐさも楽しんでいただきました。
毎週水曜日に開催している「無鄰菴野鳥ミニ講座」は14:00~14:30の30分、母屋1階の8畳の間で行っています。1種を取り上げてその野鳥の解説や生態の面白さなどを、お庭を眺めつつ、やってきた野鳥の解説も行いながらお話をしています。
お越し頂いた方には先着20名様に、その時にお話をした無鄰菴野鳥の特製オリジナル絵葉書をプレゼントしています!お気軽にご参加くださいませ。
https://murin-an.jp/wildbird/
流れに大きく羽ばたき、真っ白なコサギが降り立ちました。流れに移動すとすぐに、水底を震わせて枯葉の下に隠れていた生き物が出てきたところを長いクチバシで器用に挟み込んで食べていました。
庭園内では4種のサギの訪れがございます。足指が黄色であれば、コサギ、大型で足指が黒色であればダイサギ。全体が青灰色であればアオサギ、背面が濃い青灰色で目が赤ければゴイサギでございます。
お茶室の北側に広がっている地形は平らな部分が多く、ほぼ同じ苔が生育しています。日が当たりやすいのか、強く張った野花もあり、時折鎌先で土を掘って1本1本取り除いている作業の様子です。「限られた時間でいかに効率よく取り除くか試行錯誤しながらこの周辺を手入れしていきます」と撮影時にお声頂きました。
11月26日に、弊社庭師 南翔大の母校であるテクノ・ホルティ園芸専門学校の2年生のみなさまが、京都研修旅行でお越しくださいました。
若手庭師達がプロとして日々お手入れをしている庭園を自信をもってご案内させていただきました。その頼もしい姿が、後輩のみなさまの今後の励みとなりますよう願っております。
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