モミジの落葉も落ち着く頃となり、流れ内の落葉の蓄積も随分と減りました。上流から辿りつくモミジ落ち葉は下流にいくほど増えていきます。石垣、水生植物の間に挟まる葉を手箒で掻き出している様子です。10畳間東側に位置する沢飛び石の周辺は流れの幅が狭く、また山石が水中にあるため、せせらぎの音を保つには丁寧に取り除いていかなくてはなりません。
沢飛び石の下流方向は、瀬落ちがあり、こちらも同様に取り除いていきます。手作業をしている時もございましたので「手箒を使わないのですか?」と尋ねると、「ちょうどこのあたりは水底に塊となって蓄積しているので、箒で掃くと散漫し、水も濁るので手で取り上げています」との返答が返ってきました。
実際に体験すると濁りがほとんどありませんでしたが、水の冷たさとしばらく沈殿していたぬめりが指先から伝わってきました。
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