さらさらとは。無鄰菴の施主 山縣有朋が詠んだ歌「さらくと木がくれつたひゆく水の流れの末に魚のとぶみゆ」にちなんでいます。
無鄰菴を途切れることなく流れるせせらぎのように、ここでの出会いが庭園を未来に育む流れとなりますように、名づけました。
みなさま、こんにちは。無鄰菴担当庭師の出口です。さて、これは何の写真でしょうか?
そうです、ライトアップの準備です。
無鄰菴は名勝に指定されていますので、保存の観点から、地面を掘ったり木を伐採しての新たな照明設置は、好ましくありません。
しかし現代のお客様の生活スタイルやご要望にお応えしつつ、名勝庭園の価値をお伝えするためには夜間の利用は欠かせません。
そこで、毎度無鄰菴では手作業でライトを設置しています。イベントが終わったら撤去し、元どおりの庭の姿へ。ライティングは「その場所ならでは」の美をひきだすLEM空間工房のデザイン。
無鄰菴の名勝の価値をしっかりと踏まえた輝きと、庭師の日々の手入れが織りなす夜のお庭をぜひお楽しみください。
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