さらさらとは。無鄰菴の施主 山縣有朋が詠んだ歌「さらくと木がくれつたひゆく水の流れの末に魚のとぶみゆ」にちなんでいます。
無鄰菴を途切れることなく流れるせせらぎのように、ここでの出会いが庭園を未来に育む流れとなりますように、名づけました。
さあ、春です。
庭も動き始めます。今年も元気に芝が育つ時期になりました。
無鄰菴の芝は野芝と高麗芝で、西洋の年中青い種類と違い、いずれも冬になると茶色くなります。無鄰菴の景色の代表でもある芝地は、春の2週間程度の間にあっという間に青々とした姿になり、ダイナミックな季節の変化が感じられます。
4月の後半からはその中に、ヒナギキョウなどの野花が咲きゴールデンウィークに最盛期を迎えます。
冬の間の管理に、春になった庭が応えてくれるようで、その姿は美しさひとしおです。
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