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フォスタリングレポート

掲載日:2019/11/6

晩夏 「無鄰菴のアラカシの除伐: 文化財庭園とパブリックとの境界線を守る庭師」

まず以下の写真を見てください。このアラカシの二つの幹が外壁に乗っかってしまっています。 このままいくと幹が外壁に悪影響を及ぼし、最悪の場合は公道に倒れてしまいます。無鄰菴の外で大きな被害を及ぼすおそれがある――そのような危険な状況に気づくのも庭師の仕事です。庭の手入れがいかにその庭師の観察力にかか... Read More
20191015フォスタリングレポート01
掲載日:2019/10/13

秋「流れの手入れ:瀬落ちの水音の秘密」

秋の到来で山野では実りの季節となりました。先日の台風19号では特に大きな被害もなく、無鄰菴内は静寂を取り戻し、いつも通り軽やかな瀬落ちの音が響いています。 (紅葉前の庭園風景) 無鄰菴の流れは、庭師の地道な手入れによって維持されていて、日々の掃除が欠かせません。 (石磨きもお手入れの一部... Read More
庭師が苔を摘む
掲載日:2019/7/15

夏「苔の手入れ:静寂な苔とその癒し」

(三段の滝から母屋方向を望んだ風景) それぞれの箇所に条件の合った苔が生えています。地面、石の上、木の根元、水際が好きなものなどそれぞれ。 銅成分が多い場所にはホンモンジゴケ、半日陰部分ではオオスギゴケやハイゴケが生育し、薄暗い場所ではシラガゴケの種類、水際の岩周辺ではコツボゴケやサワゴケな... Read More
アカマツ芽摘み
掲載日:2019/6/19

初夏「アカマツの芽摘み:庭と庭師の静かなコミュニケーション」

(母屋から見たアカマツ) 「芽摘み」という作業は樹形の本来の美しさを発揮させるために、主に手で行う剪定作業です。松も樹木ですから、毎年春になると芽を伸ばし、そこから新しい葉が生え、環境が整いさえすればどんどん大きくなっていきます。しかし、お庭の中で、自由に大きくなるままにしておくと、空間構成... Read More
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