まずは洋館で無鄰菴の職人によるレクチャー。最終回のテーマは『無作為の作意』です。
無鄰菴のお庭の芝生は、五月に野花が美しく咲き誇ります。その様子はとても自然。でもこの自然さこそ、職人のお手入れの賜物なのです。これを『無作為の作意』と呼びます。
『無作為の作意』とは、一見、手入れを... Read More
今回はこちらの一首。
〜雲井まてひゝきやすらむ 夏山の峰より高き 蝉のもろ声〜
(蝉が一斉に鳴く声は夏山の峰よりも高く、大空まで響き渡っていることであろう。)
■藤原有家(ふじわらのありいえ)
真夏の無鄰菴には、蝉の声が響き渡ります。シャーシャー、ジージー、ジリジリ…。特にお庭で聞こえてくるのは... Read More
掲載日:2022/8/19
無鄰菴茶道教室の門下生限定茶会(7月)
1日目の様子
2日目の様子
「庭に集い 庭をはぐくむ」というスローガンの下に始まった当茶道教室。
庭園内のネジバナなど野花も見頃を迎える中、これまでお稽古で学んで頂いた事を実践していただく場として門下生限定茶会を開催しました。
参加者の皆さんには、それぞれ「半東・点前・客」など... Read More
掲載日:2022/8/4
「イエス、能。」(2022年8月)
8月開催の演目は「項羽」
テーマとして謡われた内容は、項羽「天の川たな渡りして七夕の。たな渡りして七夕の。年に⼀夜は⼼せよ。秋⾵吹けば波の音。湊に近き海⼠⼩⾈。水音無しに⾏く末の。⽔馴棹をさゝうよや。水馴棹をさゝうよ」というものでした。8月は旧暦で7月となり、七夕の内容をお伝えさせていただきました... Read More
7月開催の演目は「枕慈童」
テーマとして謡われた内容は、枕慈童「この要⽂を菊の葉に。置く滴りや露の⾝の 不⽼不死の薬となつて七百歳を送りぬる。汲む⼈も汲まざるも。延ぶるや千歳なるらん」というものでした。
ご参加いただいた方から
毎月その季節に合わせたお話が聞けて大変うれしいです。外からみるだけ... Read More
掲載日:2022/6/30
Mosslight-LED 「苔むすテラリウムの魅力」展
Mosslight-LED開発者の内野敦明さまから展示のご協力のもと、ガラス容器に入った苔の小さな世界を眺める展示イベント。昨年展示したモスライトもあり、容器内の低木と苔が少しずつ成長した姿も確認できました。
また開発者の内野敦明さまによる苔の解説、モスライトの展示説明もあり、ご参加頂いた方は写真を撮ら... Read More
今回はこちらの一首。
〜ふりまさる宿の軒端をもる雨は しつくも苔の色におつなり 〜
降りつのる雨。軒先をしたたる雨は庭の苔を映し、瑞々しい緑の雫となって落ちています。)
■百番歌合(ひゃくばんうたあわせ)』
梅雨入りして雨の日が続くと、より生き生きとしているお庭の苔。苔は湿度が高いと葉先がふわ... Read More
掲載日:2022/6/3
「イエス、能。」(2022年6月)
6月開催の演目は「雲林院」。
あらすじは、「幼少の頃より伊勢物語を愛読している芦屋公光(あしやのきんみつ)はある日、不思議な夢を見ます。その夢は京都の雲林院にて、伊勢物語に登場する在原業平と二条の后が本を持って佇んでいるというものでした。不思議に思った公光はやがて雲林院に向かうと、業平の霊が現れ... Read More
掲載日:2022/5/23
無鄰菴庭園茶会「新緑」
新緑で彩られたお庭の雰囲気を楽しみながらお茶室で主菓子とともに楽しんでいただきました。
まずは母屋2階のお部屋にてお庭や歳時記についてのミニレクチャーをお楽しみいただき、お茶室までの庭園園路をゆっくりと散策後、お茶室へ。
お茶室では表千家 妹背宗佳によるお茶の解説やお茶室の豆知識などをお伝えい... Read More