母屋の2階からお庭を背景に庭園史家で京都芸術大学准教授 博士(学術)の町田 香先生が、今回の講師。まずは、どのような種類の使われ方が宮廷の庭で行われてきたのかを分類し、次にそれぞれの具体例を絵図や史料を用いて解説していただきました。
近世初期には傑出した庭園が生まれ、宮廷庭園での楽しみ方(遊び... Read More
掲載日:2022/3/16
「イエス、能。」(2022年3月)
仕舞「雲林院」のあらすじ
【幼少の頃より伊勢物語を愛読している芦屋公光 (あしやのきんみつ)はある日、不思議な夢を見ます。その夢は京都の雲林院にて、伊勢物語に登場する在原業平と二条の后が本を持って佇んでいるというものでした。不思議に思った公光はやがて雲林院に向かうと、業平の霊が現れ公光に伊勢物語... Read More
仕舞「高砂」のあらすじ
【阿蘇の神主・友成が都へ向かう途中、播州高砂で老人夫婦に出逢います。老夫婦は高砂と住吉の明神が仮に現れた姿で、住吉にて待つと言い残し船に乗って沖へ漕ぎ出します。友成も船出をして住吉へ向かうと、住吉の明神が現れ、平和な新春の景色を賞賛して舞を舞います。】
「イエス、能。... Read More
掲載日:2022/2/11
アーティストの見た無鄰菴 vol.2 作品展示 “Through the Clouds”
2022年2月10日(木)から4日間、母屋1階8畳間と10畳間、普段非公開である母屋2階、そしてお茶室内にて作品展示がございました。
各作家さんはこの日のために下見で来園されてアングルやインスピレーションを元に展示場所や配置を決められていました。自然光の差し込み具合なども考慮し、作品に斬新な空間を... Read More
掲載日:2022/2/5
庭師と庭園スタディー☆2021(全6回) ⑥「無作為の作意」~施肥、芝地野花の間引き~」
前半は洋館にて施肥の解説を行いました。この時期に行うのは?無鄰菴で使用する施肥の配合は地面に穴を掘って埋める理由はといった解説を無鄰菴担当職人の出口健太氏からお伝えいただきました。
雪予報の天気ではありましたが、太陽の日差しもあり小雪がほんの少し舞い落ちるお庭の中で本日のイベントが開催... Read More
有朋公の命日にちなんで直筆の漢詩の掛け軸と椿の花を母屋1階10畳間にしつらえました。
この日、南條工房さんのご協力のもと、おりん演奏を村木悦子さんにおこなっていただきました。大小様々なおりんから奏でられる伸びやかな音色には、日常の世界から離れた空気が流れているような感じでした。
後半では... Read More
室内では文化財指定のお話や維持管理などを行うにあたり、どのように行われているのか、また古写真や絵図などと比較して現在の無鄰菴庭園の様子、文化財指定された無鄰菴庭園の保存の方法の参考となるものは何なのかをご参加いただいた皆さまにお伝えしました。
後半は黒田天外(黒田譲)の書いた『続江湖快心... Read More
掲載日:2022/1/24
こたつde庭喫茶「うん。ありと想う」 京都の大学生によるレトロでほっとなティータイム
無鄰菴と大学生のコラボ企画が実現し、開催されたイベントコンセプトは無鄰菴の施主、山縣有朋が愉しんだ明治大正期の冬を再現することでご来園の方に特別な日々といつもとは違う庭園をお楽しみいただきました。
室内でのおもてなしはボランティアの学生さんで行い、お庭のミニコンシェルジュガイドもご予約いただ... Read More