11月の週末庭園めぐりの様子をご紹介します!ガイドによる1時間解説の中、朱色や黄色に彩られた紅葉をご覧いただきながらお庭を一周致しました。「背景や奥行など考えつくされていて感動の景色でした」「楽しみが2倍になった」とコメントもいただきました。ご参加ありがとうございました。
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https://murin-an.jp/weekend-garden-guide/
10月26日(月)、ご来園の方に驚きと能の魅力をお伝えする「イエス、能。」イベントを開催いたしました。
第8回目のテーマは「重陽の頃」。旧暦の重陽の節句は10月25日でした。暦にぴったりな演目「猩々(しょうじょう)」と「通小町(かよいこまち)」を、宇髙竜成さまが威風堂々、演じてくださいました。今回は、久しぶりにお座敷でのサプライズ上演で始まりました。突然始まった謡に、びっくりされるお客様の姿も。演目の解説をはさみ、2曲目「通小町」は、お庭で演じてくださいました。ちょうど陽が傾く時間と重なりました。山縣有朋公が好んだ秋の無鄰菴、「秋は夕陽のはなやかにさして・・・」とは、この日のお庭の姿だったかもしれません。
金剛流シテ方能楽師の宇髙竜成さまによるこちらのイベントは定期的に開催しています。目印は、無鄰菴の入口に掲がる暖簾です。その日、お庭のどこかでランダムに披露をしています。
和の素晴らしさと幽玄な能の響き両方を身近に感じていただける機会です。ぜひこのチャンスをお見逃しなく。
「イエス、能。」について、くわしくはこちらから
2020年10月17日(土)14:00-16:00
庭師と学ぶフォスタリング・スタディーズ第4シリーズの4回目は、無鄰菴担当庭師である出口健太 氏と一緒に苔のお手入れを行いました。その模様をお伝えします。
イベントの様子
今回のテーマは苔のお手入れ。まず、担当庭師から苔の生態や苔張り、秋のお庭のお手入れ内容の説明がありました。あいにくの天候でしたが、ご参加の皆様は土壌が目立つ所に苔の柔らかさを体感しながら、楽しく作業をして頂きました。
室内での苔の特徴を学ぶ様子
苔張りの様子
11月下旬には、紅葉と皆さまの張って頂いた苔たちの緑がお庭のメインになることでしょう。本日はご参加ありがとうございました!
本日イベント担当の庭師さん
Read More9月28日(月)、ご来園の方に驚きと能の魅力をお伝えする「イエス、能。」イベントを開催いたしました。
第7回目のテーマは「仲秋」。秋の訪れを肌で感じる季節にふさわしい「松虫(まつむし)」と「融(とおる)」を、宇髙竜成さまが演じてくださいました。今回は、お庭の中でも演じていただき、ご来場者には、母屋からではなく園路の中ほど、明るい芝生のあたりでゆったりとご覧いただくイベントとなりました。
金剛流シテ方能楽師の宇髙竜成さまによるこちらのイベントは定期的に開催しています。目印は、無鄰菴の入口に掲がる暖簾です。その日、お庭のどこかでランダムに披露をしています。
和の素晴らしさと幽玄な能の響き両方を身近に感じていただける機会です。ぜひこのチャンスをお見逃しなく。
「イエス、能。」について、くわしくはこちらから
9月となり、夏の暑さも和らいできた頃、「無鄰菴茶道教室」を再開いたしました。
9月のお教室の一部をご紹介させていただきます。
母屋の2階、お茶室とそれぞれ各部屋でのお稽古の様子です。無鄰菴のお稽古では「サロン」「茶道教室」の2コースがあり、体験でお越しの方や、茶道の基本をご希望の方は、「サロン」のコースで学んでいただきます。講師の指導の下、お稽古が進んでいきました。
9月の「茶道教室」コースは立礼棚を使用してのお稽古。一人ずつ講師の手ほどきを受けている間、その様子をご覧いただき、次のご自身の番に備えてそのしぐさを学びます。数か月ぶりのお稽古ですが、ご自宅でもお稽古をされている振る舞いのご様子でした。
「サロン」のコースではお茶を点てるお稽古を。茶筅の持つ位置の細やかな指導や袱紗捌きのお伝えもあり、姿勢を意識しながらの動作に少しづつ慣れていただきました。
今回9月の無鄰菴茶道教室は1つ1つの基本の動作や姿勢を改めて見つめなおす良い機会となりました。お稽古の後、お庭を巡って季節の移り変わりを楽しんで野花を愛でられる方々もおられました。
◆10月にまた皆さまのご活動をレポートいたします。無鄰菴茶道教室にご興味がございましたら「サロン」コースにてご予約承っております。詳しくは下記をご覧ください。
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8月8日、22日、29日の各土曜日に夏休み企画として「無鄰菴茶会 旧暦五節句シリーズ 七夕の節句 夏休み自由研究対応! 本格子ども茶会」を開催致しました。表千家 亭主 妹背 宗佳 氏のもと、茶道の解説や旧暦と新暦の違い、七夕についてのお話があり、皆さまメモを取られていました。後半はお茶会を体験していただき、お子様の点てたお抹茶をお父様、お母様に楽しんで頂きました。
Read More8月31日(月)、ご来園の方に驚きと能の魅力をお伝えする「イエス、能。」イベントを開催いたしました。
第6回目のテーマは「納涼の能」。夏季という事もあり、幽玄の内容で演目の鵜飼(うかい)と鉄輪(かなわ)を宇髙竜成さまによる演じを間近でお楽しみいただきました。後半は夕暮れとともに虹が差しかかり、自然が壮大な舞台となる幻想的な開催イベントとなりました。
金剛流シテ方能楽師の宇髙竜成さまによるこちらのイベントは定期的に開催しています。目印は、無鄰菴の入口に掲がる暖簾です。その日、お庭のどこかでランダムに披露をしています。
和の素晴らしさと幽玄な能の響き両方を身近に感じていただける機会です。ぜひこのチャンスをお見逃しなく。
「イエス、能。」について、くわしくはこちらから
2020年8月22日(土)14:00-16:00
庭師と学ぶフォスタリング・スタディーズ第4シリーズの3回目は流れのお手入れを無鄰菴担当庭師である出口健太 氏と一緒にお庭のお手入れを行いました。
室内では流れのお手入れに使う道具の紹介があり、手ぼうきや石を磨くための道具の紹介と使用方法の解説をお聞きいただきました。
室内での解説中
お庭に出て実習を開始!いつものくぐり戸からお庭へと進みます!皆さまいろいろとお話をされながら現場へと足を運ばれました。
夏のお庭の手入れへ出発
三段の滝が良く見えるように、そして茂りすぎないようにお手入れをしている様子の説明もあり、木々の細やかな選定次第で近くでの滝の情景と、視点場や遠目からの水の情景の違いが顕著に出ることが知ることができました。
浅く広がるせせらぎに見える水の流れは爽快な空気を運びます。
視点場からの滝の景観のお手入れ解説の様子
視点場から望んだ景観の様子
根茎で拡がったセキショウの取り除き作業ではぐっと力を入れないと引き取れない感じです。お手入れ中はこの周辺にはセキショウの香りに包まれていました。
セキショウの引き抜き作業の様子
沢飛び石の流れの緩やかな場所では落ち葉などが溜まりやすい場所。石磨きを行い、ヒメセキショウの外縁の枯れ草などを除去し、この場所の水底をきれいにすることで、水鏡となる水面が映えるようになります。担当庭師からの解説もございました。
沢飛び石付近のお手入れの様子
沢飛び石付からの景観の解説
州浜付近でのお手入れでは、大きな石の隙間に入り込んだ野花の取り除く作業や藻の除去、そして泥土の除去などを行いました。泥土は全て取り除くのではなく、ある程度残しておくことも、お手入れの中では重要となります。
州浜周辺でのお手入れの様子
流れの中には腐葉となるものを食べる生きもの、そしてそれらを食べる生き物などが存在するため、彼らの食料や隠れ家などを必要最低限残す必要があります。
そうした生き物の反映により、様々な生き物が庭園内に見られ、四季折々の生き物たちの憩いの場となり、景観も変化していきます。
ハグロトンボ
本日は真夏の日差しが降り注ぐ中、ご参加いただいた皆さまありがとうございました。軽やかな流れのお庭が皆さまの手によりふたたび引き立つようになりました。
本日イベント担当の庭師さん
Read More7月27日(月)、ご来園の方に驚きと能の魅力をお伝えする「イエス、能。」イベントを開催いたしました。第5回目のテーマは「七夕まであとひと月」でした。 能の世界の中の「旧暦七夕」をテーマに砧(きぬた)と呉服(くれは)がお題目でした。金剛流シテ方能楽師の宇髙竜成さまによるこちらのイベントは定期的に開催しています。目印は、無鄰菴の入口に掲がる暖簾です。その日、お庭のどこかでランダムに披露をしています。
ご参加いただいた方からは、「短い時間でしたが、能に興味を持ちました。自由に観劇出来るようになったら、さっそく能を観に行きたいと思います」「能を初めて観ましたが、お庭の雰囲気とあいまって素晴らしい体験でした」とのお声をいただきました。
梅雨時期から真夏へと移行する庭の景色の中、和の素晴らしさと幽玄な能の響き両方を身近に感じていただける機会です。ぜひこのチャンスをお見逃しなく。
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